【自己紹介】第二新卒カードを捨てて派遣社員になったけどなんとかなるらしい

はじめまして。樋口と申します。

本記事では私のプロフィールを紹介します。

生まれと育ち

静岡県出身の24歳。

電車が通っておらず、最寄り駅までは1時間程度車を走らせ山を越えなければいけないという徹底した田舎っぷりを見せる土地で育ちました。ちなみに実家から富士山は見えないです。

幼少期は家の目の前にある小川でザリガニやカエルなどの生物を乱獲する大自然の申し子でした。

しかし、小学5年生のときにボカロにハマり、オタク人生が開花。

毎日ニコニコ動画に入り浸っていました。

そんなオタクライフも束の間、「運動部以外は認められない」という謎の風潮がある中学校の中で泣く泣くソフトテニス部に入部し、練習に明け暮れます。文化部は幽霊部員ならぬ幽霊部活のようなもので、名前こそ存在していましたが実態はないようなものだったと思います。田舎の学校あるあるなのかもしれないですね。

高校では無事に吹奏楽部に入ることができて楽しく過ごしていましたが、ほぼ運動部であることに変わりはありませんでした。

演劇に憧れて上京した大学生活

運動部という環境に揉まれながらもオタクとしての魂は健在だったため、私はいつの日か「コンテンツの中の人間になりたい」と思うようになっていました。

しかし、育った場所には映画館も劇場もありませんでした。文化という文化が途絶えた土地だったのです。

「やってはいけない」「触ってはいけない」と言われるほどやりたくなるのが人間です。

私の中で表現や芸術といったものにかける想いは膨れ上がり、大学進学と同時に上京を決意。

私立文系大学の中の芸術学生として4年間を過ごすことになります。

芸術学科に所属したはいいものの、あくまでも「文芸学部」でした。座学で知識を蓄え続ける一方で、授業を切る覚悟も劇団に入る勇気もなくアナウンス系のサークルで溶けるように日々過ごしていました。

新卒で入職した会社で体調を崩す

不完全燃焼のまま大学生活を送った結果、「就職したくない」という結論に至ります。

しかし、就職せずに演劇に打ち込む選択を取ることもできません。

この選択が取れる行動力があるなら就活時期に悩んでいないのです。

学校で会うときに私服ではなくスーツ姿の友人。

周りがどんどん内定をもらっていく中、何も始まっていない自分。

流石に焦りを感じます。

そんな焦燥感の中、私はTwitterで見つけた就職エージェントを利用して雰囲気で営業職に就くことになりました。

自分をそれっぽく見せるのは得意だったので最初はまあまあ良い印象を持たれていたと思います。

しかし伸びない成績。お客様を前にするとすぐにボロが出ました。

結果的に、私は入社10ヶ月目で体調を崩しました。

ちなみに特殊な会社だったので営業に出るまでに色々とあり、実務を経験したのはたったの2ヶ月間だったので職歴は無いに等しい状態でした。

苦痛の休職期間

本格的に体調を崩した結果、3ヶ月間休職をすることになります。

今まで嫌なことはたくさんありましたが、この期間は人生の中でもかなり辛かったです。

休職とはいうものの、休むことが難しく感じました。

最初こそ「もう仕事に行かなくていいんだ」という安心感を持ちましたが、次第に自己嫌悪に陥りました。

周りは仕事をしているのに自分だけ働いていないという不安。そして経済的な不安。

決して裕福な家庭ではありませんでしたが、失業手当や傷病手当を貰うまでは親が生活費を出してくれていました。

恵まれていると思います。

それと同時に恵まれているという事実は自分がどうしようもない存在だと思う要素となりました。

贅沢すぎる悩みかもしれません。

しかし、当時は常に自分の存在価値について考えては絶望することの繰り返しでした。

派遣社員として勤続11ヶ月達成

そんな苦しい日々も終わりを迎えます。

「休職は3ヶ月まで」と会社から告げられ、私は仕事を辞めることを決意しました。

何かしらの手続きを踏めば休職期間を伸ばせたのかもしれませんが、会社の人とそのためのやりとりをすることも苦痛だったのです。

会社を辞めてから、更に3ヶ月ほどの無職期間を経験しました。

ハローワークに通いながら、私の頭の中には様々な選択肢が浮かんでいました。

正社員として働くのか、バイトをして演劇をやるのか、フリーランスの道を目指してみるのか。

どれも私にはできませんでした。

正社員への転職活動も行いましたが、正社員にはなりたくないという気持ちを持ちながら面接を受けていたため選考に通ることはありませんでした。

バイトをして演劇をやる精神力と体力もありません。

金銭的な不安を抱えながら労働をして、さらに新しいことに挑戦するのは体調不良をぶり返す原因になる可能性があると思いました。

フリーランスになれるほどの積極性もありません。

そんな葛藤を抱えていたある日、派遣社員という道を見つけてなんとなく事務職に応募しました。

応募からは凄まじいスピードで物事が進み、面談はあっさりと終わってその場で就労が決まったのです。

こうして長きに渡る休職&無職期間は終わりを迎えます。

そして現在も同じ職場で働き続けて、3月で勤続11ヶ月目に突入します。

事務職が肌にあっていたのか、環境が良かったのか、薬物治療が功を奏したのか。

働きながら「辛い」「行きたくない」と思うことは何度もありましたし、今も思っています。

それでもなんとかなっていますし、新卒の頃よりもはるかにマシだと思えます。

休職中は「社会復帰なんてもう無理だ」と思っていましたが、毎日ちゃんと職場に行って、得た収入で生活しています。

11ヶ月で勤続なんて仰々しいと思うかもしれませんが、前職よりも長く働いていると考えるとかなり頑張ったほうです。

ブログ運営の目的と今後の展望

なんとかなっている今、新たにブログ運営に挑戦しようと思いました。

このブログを開設した理由は2つあります。

誰かのエネルギーになりたい

私はコンテンツの集合体です。

日々摂取しているコンテンツは私の日常を鮮やかにして、私の思考の幅を増やしてくれます。

幼い頃から触れているコンテンツは私の人格を形成しているといっても過言ではありません。

私が演劇をやりたいと思った理由の1つに、「作られた演劇の世界なら私も生きていけるのではないか」というものがあります。

日々生きづらさを抱えている私にとって演劇は私の考えを代弁してくれたり、私の理想の世界を見せてくれるものだったからです。

だから私もこのブログを通して同じように誰かの何かになりたいと思いました。

それは日常を少しだけ面白くさせるもの、辛い時にそばにいるもの、価値観を新しくするもの、なんだっていいでしょう。

自分の夢のためにお金を稼ぎたい

結局私はこの歳になってもまだ演劇の世界に足を踏み入れることはできていません。

平日7時間は職場に拘束されています。そうでなければ生きていけないからです。

しかし私は働くために生きているのではありません。

自分のやりたいことをやるために生きているのです。

しかし、そのためにはお金が必要です。

このブログでお金を稼げるようになるかは分かりませんが、自分のブログを立ち上げるという経験は今後の人生で役に立つでしょう。

そう甘くない世界だと思います。

だからこそ、ここに残した信念を忘れずにこれからブログを更新していきたいです。

以上が私の自己紹介になります。

さいごに

田舎に生まれて、就活は失敗。

第二新卒カードを捨てて派遣社員になりましたが、今こうしてなんとかなっています。

更にこのブログを通してもっと自分を前に進ませていきたいと考えています。

そしてブログを読んでくださる皆様には私の経験談や現状を見て、「なんとかなる」と思ってほしいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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